伊豆大島への義援金ご協力のお願い
  
 台風26号による伊豆大島(東京都大島町)の土石流災害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。

2011年3月発生しました東日本大震災におきましては伊豆大島の皆様に多大なるご協力とご支援を頂戴致しました。
ここ気仙沼大島は、まだまだ復興道半ばではございますが、多少でも伊豆大島の皆様のお役に立ちたい。
どうか皆様、ご理解を頂き、義援金募集に対するご協力を宜しくお願い申し上げます。
 
 平成25年11月 特定非営利活動法人「椿の島21世紀プロジェクト」
代表 小野寺栄喜


椿屋食品 



2つの大島、ツバキが結ぶ 伊豆と気仙沼の搾油業で交流
ー日本経済新聞ー 2013/11/13より
 

今度は私たちの番だ――。宮城県気仙沼市の離島・大島にあるつばき油製造会社の元社長が、土石流に見舞われた東京・伊豆大島の支援に乗り出した。ツバキが縁となって東日本大震災の際に受けた援助のお返しにと、義援金を募っている。

 「お手伝いできることがあれば」。土石流発生後の10月21日、伊豆大島のつばき油製造会社「椿」の社長、日原行隆さん(72)にメールが届いた。気仙沼市の大島にある同業者「椿屋食品」の元社長、小野寺栄喜さん(66)からだった。

 2人の出会いは震災直後にさかのぼる。2011年3月11日午前、小野寺さんの元に伊豆大島から取り寄せたツバキの苗木が届いた。しかし、その日の午後に震災が起き、代金は送れず、電話も不通に。約1カ月後に岩手県の郵便局まで行き、ようやく振り込んだ。「何があっても約束は約束。払えてほっとした」

 この話を伝え聞き「東北人の実直な人柄に感激した」という男性が突然訪れ支援を申し出た。それが日原さんだった。

 高台にあるツバキ農園は津波を免れたが、種から油を搾る搾油機を持つ業者が被災した。「機械さえあれば……」。そう漏らすと、会社の予備機を無償で提供してくれた。小野寺さんは「喉から手が出るほど欲しく、うれしかった」と振り返る。

 日原さんはその後、伊豆大島や東北でチャリティーコンサートを開催。小野寺さんも伊豆大島をたびたび訪れて交流を深め、船を失った気仙沼の漁師にと、地元漁協から小型船5隻を贈られた。

 35人の命を奪い、4人が行方不明となった今回の土石流災害。「こちらも復興の途中だが、できる限りのことをしたい」と小野寺さん。年内に50万円の義援金を集め、もう一つの大島に届けたいと思っている。



◆ 支援金応募方法 
ご住所、ご氏名、ご連絡先をご記入の上、郵送または下記、口座までお送り下さい。ご協力をお願い申し上げます。

振込先:ゆうちょ銀行 記号18100 番号35307851 
     名義 トクヒ)ツバキノシマニジュウイッセイキプロジェクト
特定非営利活動法人「椿の島21世紀プロジェクト」 
連絡先 :TEL0226-28-2007 FAX0226-28-2016  e-mail camellia21-p@tsubakiya.moo.jpC